近場?辺境?どこ行こう日記

縮めてチヘド日記

再訪!都民の森!(後編)

少し上の景色を見に行こう

スマホの充電も終わったので、ちょっとだけ上に上ってみることにした。ここを進んでいくと、もしかしてかざりんなのでは…?…怖いわ~。今日は行かないね多分ね。氷細工のハートをミキサーに放り込み、スイッチに手をかけながらいよいよ上り開始!

途中の駐車場でローディーが一人追加された。速度は私よりちょっと速い感じ。みかんさんが颯爽と抜かしていった。やりおる。ちらちらと景色を眺めてみると、たまーに遠くの山が紅葉していた。しかし、その隣は真緑の山。…森って似たような植生の木が生えてるんじゃないの…?針葉樹と広葉樹が入り混じってるもんなのか。樹木の心得が全くないからわからんちん。

もくもくと上り続けること、数10分。頂点に到着!確か、東京都内で自転車で行ける最高標高道路だっけ?砂利がじゃりじゃりしているスペースがあって、車が3台ほど止まっていた。どこかから遠出してきた人たちなのかな。おじいちゃんおばあちゃんが多かったかも。時間帯のせいかな。

柵の向こうに緑や茶色の山があって、さらに向こうに街が見えた。手前に平屋があって、奥に高層ビルがにょきにょき生えている。高層ビルなんだろうけど、ここから眺めるとマッチ棒の寄せ集めって感じの光景やね。ずいぶん高いところまで来たもんだわ~。

いい景色…

遠くの灰色っぽいのが街やで

ガチの山登りだともっと高いところに行けて、さらに眼下の光景が豆粒になるんだろうな。雲よりも高いところを歩くとかどういう気分なんだろ。蟲氏の標高高いところにいたから、耳から蟲が逃げてったみたいなヤツ思い出す。

ハロに棒が突き刺さった謎の物体を発見。近寄ってみるとただの灰皿だった。写真は忘れましたヘヘヘ

おや、よしこの様子が…?

多摩川周遊道路の看板を発見。どれどれ…ここからさらに先に進むとかざりんが出てくるのか…。それと聞いたことのない山、月夜見山っていうのがあるのか…。いつかいってみたい気もする。

…ハッ!!山に行ってみたい…?!なんということだ。私が、大垂水で落車して、都民の森でタイラント化したこの私が、山に行ってみたいなんて気持ちになるとは…。恐ろしい。私の中でどんな変化があったというのだ。まあCSCは大いに私に自信をくれましたね。

イケメンだろ~

イケメンcervelo

そろそろ帰ろう

山はいいな…と景色がいいし、人の気配があまりないのがいいな…。なんて浸りまくったところで、ぼちぼち下山しましょう。下山…下山…!!!いやいや、トラウマは徐々に払拭してきているからね。今日はなんだか車も少なめだったし、そこまで緊張しないで帰れるだろう多分おそらくメイビー。よしイクゾー!

…寒い!!私の氷はちょっぴりコールド、私の体は全力コールド!!冬用ウェアを持ってしてもこの寒さとは、ダウンヒル恐れ入る…。上ってる時から感じてたけど、つま先も異様に冷えてるしな。凍傷になりそうまじで。走り続けてるとつま先の感覚なくなっていくもんな。

前回と違って涙目にはならず、割と楽しみながら降りられた。…楽しみながら…?!私はいつから下りが楽しいと思い始めていたのだ。恐ろしい。ま、車が少ないというのが一番大きい気がしますわな。後ろから追突されない、転んでも轢かれない、とかとか。やはり課題はメンタルだってはっきりわかんだね。

でも怖いからブレーキはそこそこかけちゃうね。下りでめっちゃみかんさんに置いていかれるからね。離れすぎると無線が切れるから、何度スピードを緩めてもらったことか…。ダウンヒルはハイスピードで降りて風になるのが醍醐味だと思ってるので、申し訳なし。

うむむ、下りは無線を切ってもいいのかな~。でも私が落車したら人生が終わりかねないからなあ。少しずつ下りもスピード出せるようにしていこう。もちろん、安全第一である。

順調に降りていくとクライム頑張ってるローディーを何人か見かけた。お昼も過ぎて、日も出て暖かくなってきたから上ってるのかな?でも、都民の森は寒いぞ。山の上は寒いことを自転車は教えてくれた(適当)そろそろ下りも終盤かというところで、前方に青色ジャージが3枚走っていた。

み「前にローディーがいる」
よ「ほーん…。あれ都民の森でベンチに座ってた人たちじゃん」
み「まじ」
よ「まじまじ」
み「追いつくか!」
よ「がんばるんば」

チラチラ背中が見えるけれど、なかなか差が詰まらない。豪脚(よしこ比)の方々ですね…!!下りもペダルを漕いで(!!)追いつこうと頑張る。あ、ちなみにみかんさんはもう青ジャージさんたちといい具合の車間を取っています。私だけそれなりに離れています、ええ。

原因は下りカーブでめっちゃブレーキかけてるからだと推測。あと、たまに出る上りでも離されるね。あ、コイツ、スピード出すの怖いし、貧脚だしで、褒められる点が全くないな。まあ、景色眺めるの楽しくなってきたし、アウトドアになったしいいんやこれで…。

別に速さ求めてないし、攻めチャートも求めてないからええんじゃ。強くなりたくなったらその時考える。一瞬、みかんさんに追いついていい感じのペースになったけど、上りでまた置いていかれる。なんてことを数回繰り返しているうちに、檜原村役場が見えてきた。

檜原村役場でカフェ休憩~

青い三連星は立ち寄らないようなので、こっそり無事を祈って勝手にお見送り。我々は、檜原村役場カフェでスイーツを食べるのじゃい。そういえば食事制限中だけど、まあ、運動してるし…今日くらいは甘いもの解禁してもいいでしょう。

役場に潜入~~。あっ自動ドアだ。…めっちゃ内装キレイじゃないですか…?正直、村役場って灰色ぽいというか、かすんでいるというか、雑多というか、ごちゃついてるイメージだったけど、ここはキラキラしてんな~。どこ見ても綺麗に手入れされた木材が見つめ返してくるわ~。木、好きだから落ち着くわ~

木の皮がついてる素材とかあったら面白かったけど、毛が落ちたりハゲてきたりするから時間経過を考えるとあまりよくないか。役場に入ってすぐ目の前が「カフェ せせらぎ」。特にドアなどの仕切りもなくて、そのままスゥーって入店。

?「イラッシャイマセ
よ「おおう~」

人体感知センサーなのか、どこかからお出迎えの声が聞こえてきた。…ハイテクノロジーやん…。私の”村”という固定概念が覆されていく。まあ、ファンタジー世界のすこぶる原始的な村のイメージしかないんですけどね。

カフェは小さめで、テーブル席が5,6席くらいだったかな。ほぼ満席状態で、1つだけ空いてた入り口に近いテーブル席に案内された。案内してくれたのはオジチャマで、優しそうなオーラがビンビンに出てた。自然とマッチしていますね!おじさま!…お~木製の丸テーブルに、木の丸太椅子~~。うわ~~ここ好き

店「メニューです」
よ「ありがとうございます」

うわ~~~木の板にメニュー書いてある~~ここ好きすごい自然を補給できるわここ~~。さてさて、私は甘いものを食べるんですよ。

よ「レアチーズケーキセット!」
み「俺はキノコパスタかな」
よ「主食…!」
み「ニヤリ」

山菜そば食べてからそんな時間経ってないのにキノコパスタを食べるとか、どんだけ自然の恵みに飢えてんのや。私はあれよ、甘いものは別腹(デブ)みたいなやつよ。

み「すいませーん」
店「はい~」
み「キノコパスタセットでアイスティーで」
よ「レアチーズケーキセットでホットティーで」

注文をして、店内をぐるぐる見回す。私は入り口側を向いて座ったので、後方確認。なにやら強そうなローディー団体がいる。みんなウェアを着こなしてんな~~。私はまだまだ着られてる感あるからね。サイズが合ってない説もあるけどね。

右手にお土産コーナー的なのがあって、人里なんとかって蜂蜜だったかな?があったんだけど、これ、「人里(ひとざと)」じゃなくて「人里(へんぼり)」って読むらしいですよ奥さん…!!まじか。都民の森に向かってる最中に見かける「人里休暇村」も「へんぼりきゅうかむら」だったのかも知れない。

そして爪楊枝入れを発見。テーブルの上にも置いてあったんだけど、最初一味入れかと思ったんだよね。頭(?)の部分を上に引っ張ると、首(?)が爪楊枝が生えてくる仕掛け。無駄にすこすこしたくなるけど我慢我慢。飲食店にある謎の仕掛けたち好き。

左手には調理スペース的なのがあって、その手前のガラスケースにひしめくほどカメラが展示されてた。デジカメじゃなくて、ちゃんとした一眼っていうのか?カメラに詳しくないんで許して。

3段組で1段につき4台くらい詰まってた。3*4で1ブロックにつき12台か…。4ブロックくらいあったから48台くらいはあるのか…。すげえある…。オーナーがカメラ好きなんかな。「ワシのコレクションじゃよホッホ」的な。

一通り見回したので、撮った動画の鑑賞会。

み「あらぶるスマホww
よ「よく落ちないよねww」
み「意外と固定力あるんですよ」
よ「コイツのおかげで、道が荒れてるかどうか動画でわかる!これは有益な動画ですよ!」
み「たしかに」

食事が到着↑↑

ウホウホしてると注文した品が到着。

店「こちらレアチーズケーキセットです」
よ「はい」
店「こちらキノコパスタです」
み「はい」

餌を前に待てされる犬

レアチーズケーキセェット!

みよ「いただきまーす」
よ「んめー」
み「うまー」
よ「思ったより濃厚である」
み「まじ」
よ「ほい」
み「ウマス」

思ったより中身がねっとりしてて濃厚だけど少しさわやかなレアチーズケーキウマスウマス。ちょこんと乗ってるブルーベリーもまた良いアクセントだわ~~。レアチーズ単品だとヌッ濃厚ッてなる人は、ブルーベリーと一緒に食べるのが良いね。もしくは、1/3くらいレアチーズオンリーで食べて、残りをブルーベリーと食べて、味の変化を楽しむとかね。

なんとなくレアチーズケーキって、頭にブルーベリーが乗ってる率高い気がする。やはり濃厚×甘みが正義なのか。ストロベリーとかラズベリーもいいよね。ベリー系はなんにでも合うからお菓子界の縁の下の力持ち最強の一角ですわ。

み「パスタウマー」
よ「まじ」
み「生姜がイケテル」
よ「くれくれ」
み「はい」
よ「ウマス」

和風醤油系の味付けに刻み生姜がぱらぱら入ってる。きのこは舞茸くらいしか判断できなかった。手元に皿を置いただけで生姜の香りがふわ~っと漂ってきて、こいつぁ…美味いに違いない…!なんてね思ったね。少し離れててもちゃんと香りがすると本物使ってんだな~って思うわけよ。

チューブにんにくでニンニク炒め作ると、匂いも味も良く嗅がないとしないからね。まあ、使ってるチューブにんにくが古かっただけ説もあるけどね。レアチーズとホットティーを交互に飲むこの幸せよ~~。ここがおフランス。上下ピチパンウェアでおフランス的な午後のティータイムを楽しんでいる。

み「ところでアイスティーが来ない」
よ「たしかに。食後に来るんかな?」
み「かもしれない」

2人とも食事が終わり。結局アイスティーが来なかったので聞いてみることに。

み「すみません。アイスティーを」
店「今持って行きますね~」
み「はい」

よ「食後の予定だったんだね」
み「んだね」

無事アイスティーが届いてちゅるちゅる飲むみかんさん。わし、やることもないのでスマホいじいじ。

み「アイスティー美味い」
よ「市販の紅茶と比べると、後味が違う気がするよね。自然の味がするというか」
み「おっそうだな」

2人とも綺麗に食べ終えたところで少し食休み。その間に、次々とお客さんが帰っていく。あっという間に我々だけが残された。んっ?もしかして閉店時間が近いとかそういう話?

み「閉まる雰囲気だから出ようか」
よ「んだね」

店「ほにゃらら円でーす(金額忘れた)」
よ「はい」
店「ありがとうございましたー」

みかんさんを待たせてトイレin。トイレの中も木造でええぞええぞ~。ほんと全体的に綺麗だな。こんなに綺麗ならサイクリストも来ますわ。大体、自転車で遠くに行くと、公衆トイレはそれなりのクオリティが多いからね。蜘蛛の巣とか上の角に張ってたりするもんね。慣れてしまった自分が恐ろしい。

よ「ただまー」
み「別に閉店時間じゃなかったみたい…w」
よ「まじかw」

カフェの正確な閉店時間は17:00だった模様。

武蔵五日市駅へ帰るぞー

後の行程はそんなにきつくなかったはずだから、ウイニングランということでのんびり武蔵五日市駅へ行くぞい。向かい始めてすぐに新たなカフェを見かける…!山小屋っぽくて雰囲気がありますねぇ!

よ「またカフェがあるww」
み「まじ」
よ「次はこっちに来たいな~」
み「いいね」

これ以降は特にイベントもなく無事、武蔵五日市駅へ到着。高尾駅まで自走しようルートになったので、みかんさんのスマホの充電開始。

み「セブンにイートインあったっけ?」
よ「ん~なかったと思う~」
み「そうか…」
よ「なして?」
み「スマホの充電に時間かかるから、暖かいところで休憩しようと思った」
よ「なるほど。肉まん食べたいし、ついでに見てくるよ」
み「俺もピザまん的なのほしい」
よ「おk」

件のセブンにイートインコーナーはなかったので、ピザまんと肉まんを携えて戻る。

よ「やはりなかった」
み「フォウ↓↓」

みかんスマホに事件発生

駅の壁に立てかけてある自転車の方向を見ると、スマホとバッテリーが無造作に置かれている…。持ち去られたら困るので、取りに行った。

よ「盗られますよ」
み「見てるから平気だと思って」
よ「盗って走られたら追いつけませんよ
み「たしかに」

街路樹を守る円形の柵みたいなものに寄りかかり、ほかほかまんじゅうを即食い尽くした。少し肌寒い外でぼんやりすることに。ちなみにバッテリーとスマホは私が持っている。いつの間にかローディーが一人輪行準備を始めていた。ふむ。

み「…ここから輪行してもいいんかな」
よ「ん~高尾駅は高尾山に上った人たちで混雑してる可能性はあるよね」
み「ふぅむ。ここから輪行しちゃうか」
よ「そうするか」

立ち上がろうとした途端、ルッカターンドサッ

み「ヒェェェェェエエェェェ」
よ「ごめんスマホ落とした」
み「なんてこと…」
よ「が、画面にヒビは、あっ」
み「キエエェェェェエェエェェ」

うっすら蜘蛛の巣が入ってしまった…。

よ「本当に申し訳ない」
み「げきおこ」
み「あ、でもガラスフィルムが割れただけかもしれない」
よ「そんなん付けとったんか」
み「うむ」
よ「帰ったら確認しましょう」
み「うむ(怒)」
よ「ごめんて」

家の最寄り駅まで輪行

さくさく自転車を畳んで駅ホームで待機。ホリデー快速なるものが20分後くらいに到着するようで、どんどん人が並んでくる。一瞬、車両数を間違えて違うところにいたけれど、すぐ修正できて良かった。

み「俺が2つ持っていくからよしこさんは席座っていいよ」
よ「まじか。2人分の席取っておくか」
み「他の人が鬼になるよ
よ「ヒェェ」

電車が来て、思惑通り席に座ることが出来た。しかも角席やったぜ。みかんさんは人込みに飲まれて見えない。早速すやすやモードに以降すると、右足に何かが体重をかけてくる。視線を上げるとおばあさんが手すりに寄りかかっている。これは、体調が悪いのでは…?!

よ「だいじょぶですか!?座りますか?」
お「いやー次の駅で降りるので大丈夫です~」
よ「さいですか…」

その言葉を信じて再度スリープモードに…やっぱり右足にぶつかってくるよ…?!とりあえず立ち上がって席を勧める。狛犬ポジションにローディーお兄さんがいて、その人もとても心配そうな顔。

よ「あの座ってください」
ロ「いやほんと座ってください」
お「いやー次の駅で降りるので大丈夫です~」
よ「おおう」
ロ「大丈夫みたいですよ」
よ「そうですね」

でも、やはりなんか体に力が入っていないように見えるので、次の駅までおばあさんの後ろに立って見守ることに。特に何もなく無事におばあさんが降りていったので、ハイパースヤスヤモード。

み「よしこさん、次で降りますよ」
よ「オファッ

いつもは声をかけられなくても起きるのに爆睡してしまった。そんなに疲れた感ないんだけどなあ。クライマーズハイで疲れを感じていなかったのか(適当)駅では我々の他に3人くらいローディーが降りた。つまりここら辺にローディーが最低3人いることが保証されたな!別に一言も会話しなかったけど!

後は家まで自走~本当のウイニングラン。無事に帰ってプロテイン飲んで終了!今日は山の割にすごく充実したな~。これからも山に対してこういう感情を持っていたい。