近場?辺境?どこ行こう日記

縮めてチヘド日記

慣らし走行で物見山に行かないか?シロクマパンもね!(後編)

シロクマパンのベンチから見える景色

その後、バイクに乗った初老男性がやってきた。

男「さむさむ~自転車で来ればよかった~」

とぶつぶつ言いながら、お店に入っていった。オジサマ、自転車も持っていらっしゃるんですか…!!二輪車が好きなんかな~。車と比べたら風を 感じられるから、こう、楽しいのかな?風と共に移動できるのが楽しいのはわかる。よくわかる。

けど、スピード出過ぎるのは怖いのでバイクに乗ることはないだろうなあ~。乗るとしたら後ろに乗って、前の人にくっつきながら景色をぐるぐる見渡すわ。最高だな!!

というか、自転車だとすっごい暑いけど、バイクだと寒いのか。やはり自転車って体動かしてるんだなあ~。何をいまさらって感じだけど、あんまり運動してる感がないんだよね。疲れるけど息が上がるわけじゃないから、上がるけど。ただの移動手段としてしか見てないというか~、小腹が空く頻度が高いからそこで、あっ運動してるのかって思うときはある。

オジサマを見送って、店の目の前の小道に目を向ける。手前から小川、砂利道、畑、山って感じで、ああ~このザ・田舎の風景たまらねえ~~。ちょっとだけばあちゃん家を思い出すな。

右側から学校指定ジャージを着た中学生くらいのママチャリラーが集団で表れた。荷台には多分学校指定鞄がくくり付けられていて、軒並みペッシャンコで哀愁を感じた。学校に行くときは、鞄を持参しないといけない決まりでもあるのだろうか。

カゴがあるのに入れてないのも、荷台に載せることって決まりがあるのだろうか。いや~めんどくさいね~~、がんばれ学生諸君。訳のわからないルールに従う理不尽さに慣れておきたまえよ。そして、抜け道を発見する賢さを見つけたまえよ。

よ「…みんなヘルメット被るんだね」
み「校則にあるんじゃない」
よ「へぇ~、私の所は誰一人として被ってなかったな~」
み「悪い学校だ」
よ「まじかよ」

スマホの充電も終わり、たまには早く帰るのもいいんじゃないかと私の提案が受け入れられ、家路に着くことに。来た道を逆走するが、来たときからずっと気になっていた謎の音楽を確かめに行くことに。カラオケ?っぽい音源が、山側の方から聞こえてくる。

音に誘われるまま、どこまで行くのかわくわくしていたら、すぐ近くに神社があって、そこからラジカセで歌謡曲が流れているだけだった。津軽海峡冬景色にござい。ほ、ほほおう。境内の中はちらっとしか見なかったけど、じいちゃまばあちゃまが数人、パイプ椅子に座ったり、石段に座ったり、思い思いの場所にいた。

近くの電柱に祭りのポスターが貼ってあって、今日は前夜祭的なもの、明日が本祭と書いてあった。なるほどね、もう準備が終わったけど家に帰るのもアレだし、だらだら適当な音楽でも流しながらのんびりしていたということね。じゃあ、部外者はささとけーりますよう。

右腰が爆発しそう

反対側から物見山アタックをするわけだけど、もうね、右腰が駄目。ぎゅいんぎゅいん痛みが走る。ここにエンジンを内蔵していたなんて知らなかったよ…。しかも使い物にならない。

あっこれが爆弾というヤツか。冷やして落ち着いてもらわないと困りますわい。でも、冷やすものも特にないので、乙女ギアとことこ走法で乗り切ることに。もちろん、歩道攻め!!

ちょっと近所の急な坂レベルもぐいぐい上れないなんて、なんかだんだん体の不調が増えてきてないか…?健康のために自転車始めた部分もあるのに、改悪されていく…。おかしい。とりあえず、腰の痛みや股関節の痛みは、もしかしたらポジションが悪い説があるので、近々フィッティングをしてもらいに行くか…。

競技者じゃないのにポジションを意識してフィッティングに行くとかちょっと、なにこんなゲームにマジになっちゃってんの感あるけど、長い趣味にしたいから投資は必要やね。無事に下山も出来て、ちょこちょこ入間CRに戻ってきた。近場で好きなCRに躍り出た入間CR。最高だぜ~クロスバイクでのんびり走りたい景色だよほんと。 と、突然みかんさんの様子に異変が。

み「お待ちください」
よ「なんぞや」
み「左太ももが非常に痛い
よ「なん…だと…」
み「筋がビンビンになっていらっしゃる」
よ「ビン…ビン…?!
み「ペダルを漕ぐ動作をすると、スッゴクイタイ」
よ「おk把握した。私が前をゆっくり走るで~。痛みは何も変わらんけど…」
み「ありがと」
よ「止まりたくなったら言ってね~」
み「おk」

み「空から光が差してる」
よ「オッホ!!綺麗やんけ止まって撮ります!」
み「おう」

1カメ

2カメ

浄化の光~

雨だーっ

光にさらされた火の無い灰はしんでしまう。ゆるゆる走ってそろそろ荒川かなというところで、雨がポツポツ。ポツポツからのドバーッ。田園地帯からの竹林地帯の間で完全に雨が本気モー ド。逃げ切ろうかと思ったけど、みかんさんの脚が本当にもげて再起不能になりそうなので、竹林地帯で雨をしのげそうな出っ張りに入り込み、雨宿り。

ずっと右足だけでペダリングしてたからめっちゃ疲れてるわ。なんで今日に限ってそんなに脚が痛くなったんだろ?寒いから筋肉の疲労がいつもより溜まったんかな?私は筋系の痛みは全くないから、気温が関係あるのか疑問はあるけど。そして竹林の中…すっげー寒いこれ!!!いつもの止まると分かる、動いていたから暖かいだけだった現象が何倍にもなって襲ってくる…!!め、めされましゅよ…。。

田園地帯ではそれなりにいたローディーは早々に逃げ切ったようで、ほとんど自転車の陰は見えない。のをいいことに寒さをしのぐためみかんさんにくっつく。

み「やめてください
よ「命の危機ですよ
み「ほお」

雨具を着たけど冷え性なので寒い寒い。足先や指先ががんがん冷えていく。もちろん冬用グローブは履いてるけど、それでもみるみる冷えていく。 30分くらい待っていただろうか。小降りになってきたので、急いで荒川に向かうことに

雨だーっ(2回目)

休んだことで、みかんさんの脚も多少回復。後はさっさと家に帰るぞ!! 先ほどの雨雲は進行方向に向かっていった気がするので、あまり急いで追いつくのも嫌だ。ということで、ちょっとゆっくり目に走る。悪化したら良くないので、変わらず片足ペダリングみかんさんとアハハ言いながら少し水溜りが出来ている荒川を走る。

走っていると、ぽつぽつ雨が降ってき た。ん?追いついてしまったのか?いや、これ後ろから来てるな…?!第二波ですかそうですか?!もう空はすっかり暗くなってしまったので、雲の様子がどうなっているかわからなかったのが敗因か…。どうする…だんだん雨脚が強くなってきてる…!こんなときに限って、橋が見当たらない …!おいおいびしょ濡れコースかこれ。

よ「そのよくわからん枝の下に入ってみる?!」
み「そうしてみるか!」

…これほんと全然意味ないのでは…

み「これ意味ないからもうちょっと走って橋を見つけるか!」
よ「そうね!」

再度走り出す。と、同時におそらく第二波の中で一番強いタイミングにぶち当たった。雨が地面に叩きつけられて、そこかしこで跳ね回っている。 顔に特大の雨粒がぶつかってきて非常に痛い。すさまじい勢いで水溜りが勢力を拡大していく。目の前の景色が勢い良く流れる滝のように白い。なんなんだこれは…。鬼畜ブルベか…。また生と死について考え出していたところ、橋が見えた。や、やった…。これで多少生き返る…。

橋の下には同じように突然の雨で道をふさがれているチャリダーが2名いた。だよね~。この中を走るのやだよね~。って心の中で一方的に話しかけていた ら、我々が来た方向に突如走り出した。坊主で制服姿のおそらく野球少年。少年よ行くのか。しぬなよ。もう一人、遠くにいたチャリダーもいつの間にやらいなくなっていた。はぁ~強いわ~。あっ家に帰れば家族がいて、暖かいお風呂が待っているのかしら。いいねえ、便利だねえ。

…雨宿りするということは、脚を止めているわけで、体が動いていないわけで、すこぶる寒いぞおおおおおお!!!やばいこれは本日二回目のすこぶる寒い 命の危機。そして現在ちょっと小腹が空いているので、ガス欠により体も冷えていく

よ「しぬう」
み「まじ」
よ「シバリングしてもさむいい」
み「まじ」
よ「さよなら」
み「まじ」

5分くらい待ってみたけど、一向に雨脚が弱まる気配はない。ほんと寒くて心が粉末状態になってきた。おでん食べたいおでん。

み「これはいつものローソンまでがんばっていって、暖かいものを食べた方がいい気がしてきた」
よ「SEYANA」
み「行くぞ!行けるか?!」
よ「IKERUDE」

雨の中をやけくそ走行だーっ

神がやけくそになって水ばら撒いてる中を疾走。すっごいこれ、ホースの口をぎゅっとして四方八方に放水する状態に似てる。ただし、水の太さは何倍もある。水の質量が大きいから体へのダメージがそこそこある。なんなんだこれは…。私は一体、どこの戦地にいるのだ…。はよう、はよう荒川の出口見えて…。見えたアアアアアーーーーーーーッッッッッッッ!!!!!

ほら逃げるぞ、すぐ逃げるぞワッセワッセ。あ~もうしぬぅ~心がしぬぅ~~。しぬまえにコンビニに行って回復作業をするんだ!!行くぞ!! おでん体力メンタルともにしにかけてるので先にコンビニに入らせてもらうことに。頭の中はおでんしかなく、がっつりメニューを見て品定めをした。大根白滝がんも牛スジ、だな!!!

よ「すいませーん」
店「ハイ」
よ「おでん欲しいんですけど、大根白滝がんも牛スジ」
店「×%★ですよ」
よ「ん?おでんが欲しいんですけど
店「やってないんですよ
よ「?!

おいおい、良く見たらおでん機械の中、空っぽじゃねーの。汁も何も入ってない、完全にまだおでん始めてません状態じゃねーの。これは恥ずかしい。5分くらい、おでん容器の前にあるメニューをガン見して選びまくってたのが、店員さんに見られてたのかと思うと、すっげー恥ずかしいよこ れ。完全に不意打ちを食らって、パニックになりピザまんを注文。退店。

よ「おでんやってなくて焦って、ピザまんを買ってしまった」
み「なんでwwww」
よ「うどん食べたいなりぃ…」
み「買ってくるよ」

みかんさんのファインプレーでうどんをゲット。ほんとありがてえ、ありがてえ。みかんさんはカプ麺にしてた。曰く、

み「体がキンキンに冷えてるときのカップ麺の美味さは尋常じゃない。プールで唇が青くなってる時に食べるカップ麺はマジ美味い

私はプールサイドでカップ麺食べたことないから、よくわからなかった。そこそこ体も温まってきた。相変わらず雨は降ってるけど、さっきの荒川と比べたら全然降ってないね(怒)。はよお家に帰りたいので出発~。路面が濡れてるから気をつけるんじゃい。順調に家が近づいてきて、いつものファミマに寄り道。何でって、おでん食べたいからだよ!!

どきどきの入店、おでんやってた~~~フォゥ~~~↑↑早速、さっきのローソンで買えな かった具をチョイス。帰宅。食べる。うーまーいーぞーーーー↑↑↑↑↑いや~これは満足満足ですよ。この時期はおでんに限るキリ。

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