近場?辺境?どこ行こう日記

縮めてチヘド日記

都民の森へ突撃!

みんもり…みんもり

み「山行きたくないっすか?
よ「いつも言ってんな」

とりあえず山に登りたいらしい。なにせみかんさん、ホイールをシャマルに変えたから威力を試したいんだそうだ。

でも、近場で行ってない山ってどこになるんだろう?ヤビツとかになるのかな。ぶっちゃけ、近場にどんな山があるのか把握していない。

なぜならそこまで山に登りたいどころか危険というイメージがまだあるから(大垂水とか大垂水とか大垂水とか)

よ「どこ行く?」
み「都民の森
よ「アッ?!」
み「都民の森
よ「四天王やんけ!!
み「いけるよー」
よ「…だいぶ長距離も走れるようになってきたし、体力的には大丈夫、なのかな?」
み「だいじょぶだいじょぶ」
よ「じゃあ、行ってみるか」
み「ヒョー↑↑」

ルート引きは任せて、始発で武蔵五日市駅まで輪行予定~っと。週末に向けて体調崩さないようにしましょうねっと。

武蔵五日市駅に行きますぞ!忘れ物した!

午前3時。ローディーの朝は早い。深夜起きも板についてきて、起きてからの行動もだいぶスムーズになった。タオルを忘れたり、鍵を忘れたり、ウィダーを忘れたりしたこともあったけど、 今回はだいじょぶでしょ。多分!

バッグを抱えて駅までとことこ。家を出て数分、もう肩が痛くなってきました。ほんと輪行袋担ぐの嫌い。出たときは少し寒かったけど、重たいものを運んでるとすぐ暑くなる。ここはいいところですね(錯乱)

ようやく駅構内に到着。クソアツ。ボトルの水飲む ~ってあれ。

よ「みかんさん、ボトル忘れた
み「ファ?!」
よ「どーする」
み「取ってくるよ」
よ「じゃー待ってる」
「ん」

忘れてましたねボトルを…!いつも自転車のホルダーに入れてるからな~。今回はしょっぱな輪行ということで前日から包んでたから、ボトルと結びつくヒントがなかったね~(言い訳)

輪行袋の番をすること2,30分。みかんさん凱旋。タオルに包んでリュックに突っ込んできたらしい。ありがたやありがたや。

乗り換えの新宿の混みようよ…!始発の2,3本後だと思うけど、もうこんなに人がいるのか。新宿はもっと寝ていいよ。

乗り換え先が遠かったので、休憩を挟む私。歩く体力が落ちているのか…。ようやくホームに到着。そして先頭に移動~~疲れたひょー。

武蔵五日市駅到着!

輪行ローディーが一名

武蔵五日市駅

微妙に天気が悪いね!小雨が降りそうな予感がする。さて組み立て場所は~っと、あっ同じ輪行の民を発見。

((あなたも都民の森ですか…?がんばってください…。))話しかけるなんてコミュ強なことは出来ないので、念を送っておいた。スポドリを購入して、いざいざ都民の森へ~~。

都民の森、登頂開始!

よ「なんだか既に足が疲れています
み「まずいですよ!」

緩めにぽたぽたしながら、徐々に市街地を進んでいく。進んでいくと、いよいよ山っぽい感じになってきた。さ~ここからしゃかしゃか行きますか!

………きつい!!前面太ももが既に痛い~~。よし、休憩だ…。 あ~川がせせらいでいるよ~~。

このまま水浴びすればいいんじゃないかな?

いい川だ…

さて、出発。だんだん道の狭さに圧迫感を覚えるようになってきたな~。なんかドキドキする。よし、休憩だ。切り株があるでよ~なんだかオシャレな感じ。さて、出発。これ、斜度がきつくないですかね…?

なんか、飽きてきた…苦しくて景色を見る余裕もないし、ひたすら自分と、何故こんなことをしているのか?こんなことをして意味はあるのか?生きる意味とは?と完全にダークサイドに落ちた。多分距離は半分行ってるか行ってないかくらい。

休憩直後は足が回るんだけど、1分後くらいにはもう無理。足に全く力が入らなくて、ペダルが動かない。生きる意味を失う。ここら辺から過呼吸気味になってきた。

こんなことをしている理不尽と、左は崖で右はバスという状況に心が限界を迎えていた。

心の崩壊、タイラントの出現

よ「ヒィイイイイ
み「呼吸を乱さないように、深く吸って吐くんだ」
よ「……………」
み「スンッてなった…!」
よ「アアァァァァアアァアァァァ
み「上体を起こすんだ」
よ「ムリ」
み「そうか」
よ「もう無理だから先行ってていいよ」
み「んむ」

は~~~なんだこれ。ほんとに意味わからないんだが。なんでこんなことをする必要があるんだ?なんで自転車でこんなことをしなきゃならないんだ?

ビンディングのせいでふらついても咄嗟に足付けなくてクッソストレスだし。のんびりハイキングするべき道のりじゃないのかこれ?なんで自転車で登ってんだ????

み「ここから斜度10%の看板があるよー」
よ「そう」
み「写真撮る?」
よ「撮っといて」
み「えぇ~?」
よ「じゃあ撮るよ」

はぁいい感じで進めそうだったから、進みたかったんだけどな。まあ、どうでもいいかもう。

斜度10%らしいっすよ

へぇ…

すごい、何も感じない。へぇ~って感じだ。さて出発。なんつーか、一人だったらもっと適当に進めるような気がしなくもない。後ろに人がいるとなんかプレッシャーだよね。

は~なんで生きてんだろ。あ~やばいやばい。我慢してた言葉が出そうだ。もう限界だ

GA☆CHI☆GI☆RE

よ「もう無理だよ!意味わかんない!!なんでこんなことしてんの!!!」「腰は痛いしさぁ!!なんで痛みに耐えながらこんなことしてんの!!!趣味じゃねーのかよ!!!趣味って苦しいのかよ!!!」「ここまでして乗りたくねーよ自転車!!!!」
み「かなしい」

言ってしまった。みかんさんが悲しくなるとわかっていたのに、どうしてもこのクソみたいな状況に耐えられなかった。

本音を吐き散らかしたことによって、ほんの一瞬だけ冷静を取り戻した。けど、すぐまたキレてしまった。

よ「ガアァァァァァアアァァァ」「∀※〆^!!%$&!!!」「腰がいてーんだよまじで!!!!」「止まるわ!!!!」

停車。落ち着け。おちけつ私。。これ以上は駄目だよくない。「一緒に自転車を楽しみたいな~」という気持ちの元に初めた自転車にこれ以上キレるのは良くない。冷静になって何が悪いか考えるべきだ。

よ「フウゥゥゥッゥ。腰が痛いよ。右腰ばっかり痛いよ」
み「痛いの」
よ「このリュックをすぐさま崖下に投げ捨てたいくらいには痛いよ」
み「それは良くない」
よ「中身の配置を見直すべきか。荷物の量を見直すべきか」
み「俺が持つよ」
よ「もう一つ背負ってるじゃない」
み「前に」
よ「流石に無理よ」

でも試してみるみかんさん。私の負担を減らすために…。さっきまでガチギレしてた自分が恥ずかしくなってくる…。ごめんよ…。

み「あ、前は無理」
よ「だよねー。多分、もう少しでゴールでしょ。がんばるよ」
み「じゃあ俺の方を背負ってよ」
よ「あい」
よ「私のより軽いゾーーーーーーー」
み「良かった良かった」
よ「私のリュックは一体何が入っているのだ」
み「輪行袋×2」
よ「なるほど」

さて、何度目かの出発。腰の痛みは減ったけど、足がきついのとバス&崖の精神攻撃は変わらないので、過呼吸的なのは何度か起きた。まじで突然始まるから完全に精神にキテる人みたいになってる。

実際キテたから正しいのかもしれない。つーかまだかよまじで~~~~。クライマーはここを秒で駆け抜けるってマジ?しかも楽しいとかってマジ?理解できないや~~~~~~~~。

み「見て見て!ゴール見えましたよ!」
よ「あぁ…先行ってていいよ…」
み「フォーーー↑↑」

ようやく、この苦行ともお別れやな…。帰りも苦行だけどな…。来たよ。

ゴールッ…

そうかそうか

ここが都民の森ですか

まだまだ私のテンションは回復せず。山の上はやはり冷えるな~~。汗が冷えて更に寒くなってきた…!!というかローディーめっちゃおる…!!みんな山が好きなんだね…。平坦派は少数なのか…。

サイクルラックに引っ掛けてうろちょろ見物してたらだんだん元気になってきた。名物の団子を食べることに~~~。

もちもち美味い!

くるみあん団子~~↑↑

くるみあんうめ~~~な~~~~~~これ~~~~。勢いでもう一本食べたくなるけど、多分飽きるから食べない。お土産屋的なところに潜入。ここのカレーパンも有名らしいですね?食べちゃおうかな~~~。食べます!

二個注文とソフトクリーム~~。あっ受け取りに失敗して、ソフト落としました…。新しく作ってくれた…。店員さんすみませんありがとうございます。そして実食~~

うーまーいーぞー

カレーパン~~↑↑

生地にくるみが練りこんでんだっけか。アッもちもちしてて美味し~~~。カレー系の食べ物好きだからこれは大当たりですわ。ウマスウマス。ソフトクリームを一口いただき。ウマスウマス。

再度外をうろちょろ。ハイキングコースがあるみたいだから、行ってみようかな~…えっ最初から急すぎるやろ。舐めプしたら即死するレベル

もう少しエネルギーチャージしようということで、みかんさん温かいそばをチョイス。私はまだまだ体が冷えていたので汁をいただき。固形物はお腹痛くなりそうだったから止めた。

十分な休息を取ったところで、下山か…。あの急斜面を、下るのか…。コエーナ~~~~。でも降りないと帰れないからね…。安全運転で下ろうね…。

…ハァ~~~~~~~~~怖すぎやろーがまじでえええええええええ。食事休憩+食休み程度で回復するメンタルではないのだ。心の汗がまたじわじわ溢れてくるわい。もう降りて押して下りたいよ…。やだよ…。と心の中で唱えながら、おそらく一番斜度のある下りが終了。

先に下りていったローディーはびゅんびゅん行ってたな~~~。死を恐れないんだな。つよい

ここで来た道を引き返すか、相模湖ルートにするかの分岐が発生。正直、どっちでもいいんだ。強いて言うなら斜度の緩い方、かな…。というわけで相模湖ルートに決定

大垂水か~~

ってあ~~~~~~~~~何この登り~~~ふざけてんの~~~~~~腰がやべ~~~~~~って言ってるじゃん何回も~ ~~~。

まあ、まだまだ山の中だし、登らないわけがないんだよな。でも、この仕打ちはどうなの。精神的に斜度20%だよ。

よ「ギェエエエエ
み「がんばれ」
よ「ギェエエエェェェェエエ

正気を失いつつあったのでぼろぼろと奇声が漏れ出る。みかんさんに奇声を聞かせるプレイ

これはクソゲー。ここを登ってきたとか何言ってんだかワカラネーゼ。また来た大垂水峠!!お前、大垂水大好きかよ~~ってくらい大垂水に来てる。いや実際は3回目くらいな気がする。

そしてまだ1回も足つかないで踏破してないという事実もある。まあ、今日も一発突破は無理ですけどね。体力メンタル的に。というか1日に2回も山を登るとか、変態か…?なんてぐちぐち言ってないで行くど~。

ここで異常事態に気付く。都民の森を曲りなりにも登ってしまったことにより、大垂水があまり辛くないように感じる…。

タケシを倒してからカンナを倒したようなもんだから、無理やりレベルアップしたんだろうな…。いまさらタケシは余裕のよっちゃんですよ…。

でも足は何度もつきましたよ。無理です。なんとか大垂水を抜けて、いつものウイニングラン

ルーティンになりそ

3度目の大垂水

ところが路肩に大量の銀杏トラップが撒かれていた。そこをブロックタイヤで駆け抜けるとだ な。間にめちゃくちゃ挟まるわけだよ。信号で停止するとだな。香ってくるわけだよ。すごいよこれ、メンタルに来る。

ブロックタイヤかっこよくて好きなんだけど、こうなってしまっては退役させるしかない。1,2ヶ月の間だったけど楽しかったよ。また縁があったら会おうね。無事家の中

み「よしこさんブチきれすぎ」
よ「感情が抑えられなかったん」
み「タイラントじゃん
よ「タwイwラwンwトw」

New!!「タイラント化」のスキルを入手。まあ、もともと持ってたんですけど改めて命名されると面白い。

そしてもうならないように心を決めた。なりそうになったら「おいタイラントだぞ」「いいのかタイラントになって」「人ならざるものだぞ」「冷静になれ」って呪文のように呟けば抑えられるだろう多分。