飯田牧場?えっ往復100kmですか?!(後編)
外が…暗い…
決戦当日、3時の目覚ましが鳴るも、もにゃもにゃしながら起きて準備したので、出発は4時半前。早速の出遅れ。
正直、こうなるのは読めてた。でーも気持ちを前向きに、まずはジブリの森へとっとこ走る!
外は暗くて少し肌寒いけど、走ってたらすぐ暖かくなってきた。自転車ってやっぱり運動なんだな…。
いや当然なんだけど、まだママチャリのノリのままだからな私。スポーツバイクに乗っている、車道を走るから軽車両だということを自覚しないと危ないや。
まずはジブリの森へ!
みかんさんに先導してもらいながら、Google Mapを頼りに目的地を目指す。ちょいちょい道間違ったりしたけどヘーキヘーキ。そういうハプニングもありますわよ。
早い時間だからか、車があまりいなくて快適に走れる。早朝ライドいいねこれ!車が少ないのが本当にステキ。
広い道路だけじゃなく、住宅街も走ったり、異様に急勾配な階段を登ったり(自転車担いで登るのきついわーこれ)、後ろに2,3台のお揃いサイクルウェアを着た自転車につかれてすぐに追い抜かれたり、初体験がたくさんですよええ。
そして、様々な難関を乗り越えて無事到着!ジブリの森!格子の隙間から、トトロが見える…!…怖い…!
外もだいぶ明るくなってきたな~。うむ、満足したのでメインの飯田牧場へ向かいますよ!
いよいよ飯田牧場へ!
すでに脚が疲れ気味だったので、上り坂がもう全然登れないですよね…!ちょっとトライしてみるも、全くペダルを踏み込めない。倒れそうになる。
ということで、ここから上り坂は全て押して攻略という暴挙に出た。脚の筋力がなさ過ぎるってはっきりわかったね。ウーワー言いながらなんとか飯田牧場に到着!
やったぜ。まあ、到着直前の曲がり角で右足をぐねって異様に痛かったりしたけど。
サイクルラックに自転車を引っ掛けて、ジェラート屋に侵入。王道のミルクを選択!
みかんさんはストロベリー!自転車近くのベンチに座って、いただきます~。うまし!安い市販のアイスと違って濃厚さが違うやね~。牛乳食べてる感が半端ない。
みかんさんのストロベリーを一口いただき~。あっ、ミルク感がめっちゃ強くて、イチゴ感がちょっとすくない…!濃厚なイチゴフレーバーを期待したら、ミルクが襲ってきたって感じだ。しかし美味い。
というかあまりに炎天下だから食べるスピードが溶けるスピードに追いつかないなコレ…!カップにすれば良かったか…。
カップにしたみかんさんがどや顔しとる…。コーン好きだからいいもんね~。そうこうして食べ終わり、牧場成分を見にジェラート屋の裏側へ回ってみる。
お~牛がおる~。ってか本当に小さいなこれ!牛舎が1つしかない上にそれが小さいときた。牛も10頭いないのでは?なぜ、こんな小規模な牧場を始めようと思ったんだろう。不思議。
裏側に駐車場があるから、ちょいちょい車が入ってくる。轢かれないように気をつけないと。親子連れや夫婦も割といるな~。
そんなに観光スポットなのかここ。そこまで面白いのかな?近場で牛が見られる牧場だから、レジャー感覚なのかしら?
サイクルラックの方に戻ると、隣に大学生っぽい集団が来た。6人くらいで、わいわい自転車を囲んで話してる。
そのうち一人のチャリの様子が良くないらしく、メンテが始まった。かちゃかちゃやってるな~、どうやらうまくいかない様子?メンテなら俺に任せろマンが助けに行ったぞ。
変則を触りながら、タイヤを回して~を繰り返して、いい感じに出来た模様。あれは頼れるメンテマンですわ。しゅごい。
彼らもぼちぼち出発する様子。3人3人で分かれて行くみたい。確かに道路を6人で走ってたら、車からしたらちょっと怖いよね。
隣走るときは、どうしても隣の車線にはみ出ちゃうだろうし。ここら辺の道少し狭かったし。学生を見送ったのでそろそろ我々も出発しますかいのう。時間は10時くらいだったかな。
帰宅しますぞ~暑いぞ~…
帰りは来た道とは違う道で帰ろうというわけで違う道へゴーゴー!日差しがあっつくて死にそう!死にそう!!
緩やかな登りすらしんどくなってきた…!わちゃわちゃ走らせてたら、だんだん小腹が空いてまいりました。これはまずいですよ!ハンガーノックになる!
何か食べ物屋~どこかにないか~。おっ、ラーメン屋発見!あそこでいいんじゃまいか。みかんさんはそこまで減ってないみたいだけど、これから帰るにあたって補給は大事よ…!
食欲がなければ、サイドメニューをつまんでて欲しい…!自分の空腹には勝てなかったよ…!
自転車を止めてると、食事を終えて店から出てきた他のお客さんがすげ~見てくる。場所がなかったから、店の手すり的なところに地球ロックしてた最中だったけど、結構ガン見されたね…!恥ずかしいから止めていただきたい。
君たちも駐車する時に外の人がガン見してきたらなんか恥ずかしいでしょ…!それと一緒だからはよう自分の車に戻りなさい!
店に入ると、みかんさん、じわじわお腹が空いてきたらしい。良かった良かった。さて、何を食べよかな~。
暑いから冷やし中華的なのが良いな~。冷麺的なものを発見!これにしよ!みかんさんはスタンダードな醤油ラーメン!それも美味しそうだよね~。
席にたくあんがセットしてあるね。食べ放題なのかいこれ。漬物大好きの民だから、めっちゃ食べるよ!ウマスウマス。でも食べ過ぎると麺入らなくなっちゃうからね。適度にしようね。
待ってる間に、他のローディーさんが入ってきた。ソロですか…!玄人感めっちゃあるなあ。趣味ですか?我々もです。
ちゃんとしたサイクルウェアだとキマるな~。買った方がいいのかな。帰ったらあまぞんでも見ましょう。そして麺がキターーーーーー!!!!!
いただきまーす!おおう、この濃厚な味が体に染み渡るな~。塩分補給してる感がすごいある。あ~~っ美味しいなここのラーメン屋。チェーン店なのかな?うまうま。
ちょっと食休みして、これからのルートを確認して、だらだらしていざ出発。景色に緑があっていい気分になるね~。
歩道走ってると、たまに長い下り坂で、車止めみたいなの出てくるのほんと止めてほしいね…!私その隙間を乗ったまま曲がれないんですよ…!というわけで三箇所くらい合った関所を全て降りて突破。
…こいつ走ってるようで全然走ってねえな!それに頭が蒸されてオーバーヒートしそうだから、定期的に水を被らないと熱中症になりかねないし。夏って怖い…!何度目かの水被り休憩で、温泉の看板を発見…!
でも、着替え持ってきてないし、温泉に入ったらもう体が休息モードになって走れなくなっちゃうよ。入りたいけど入れないのはつらいなあ~~~。お泊りチャリもありだな~~。
GIANTショップ?!
しゃかしゃか走ってたらGIANTショップなる店を発見!へぇ~~~GIANTの専門店なんだ。そんな店あるんだ…!
我々cerveloとDE ROSAだけど入ってもいいかな?私のボトルホルダーGIANTだからいいんじゃないか(?)興味あるので入ります!
サイクルラックに引っ掛けて~と、…別にGIANT以外の自転車もかけてあるやね。当然ですよね。
ショップin!なんかきれいな店だな~。白い壁紙できれいな空間や。モデルルーム感ある。ただし家具はなく自転車である。子供用のモデルも出してんだな~。
とか言ってたら親子連れがチャリできた。小学校2,3年って感じがするなあの男の子…!つよい。ヘルメットもちゃんと被ってえらいぞ~。自転車楽しんでね。
我々はというと、カラバリ豊富なGIANTにキャッキャウフフしたり、(私だけ)サングラスかけて金城さんごっこしたり(「俺は最強のチームを作った…!」「二人なんだよなあ」)、ヘルメットやテールライト見たり、ウインドウショッピングを満喫。
途中でショップのお姉さんに話しかけられたけど、すみません購入予定は全くないんです。珍しくて入店しただけなんです。でも、GIANTは好きです!(福富寿一的な意味で)
目に突き刺さってくる透明度の高い青いGIANTが好きだな~。NESTOも青いし、基本的に青が好きなんだよな。
cerveloはそういう次元じゃなくて、突然の一目惚れだから当てはまらないよ。イレギュラーな存在。一通り見て満足したので、また家に向かって走り出す~。
しかし、だんだん体の様子がおかしくなってくる…。体に力が入らないし、胸焼けがして気持ち悪い。頭もぼーっとするし、なんだこれやばいしぬのか。前を走ってるみかんさんに休憩を求める。でもコンビニがないね悲しいね。
吐きそうになりながら倒れないようにペダルを漕ぐ。もう無理だ座りたい。アッコンビニ発見!休憩ー休憩いいいいーーーーー!!!外にベンチがあったので、そこに座り込む。
あぁ、もうこれしばらく動けないや。顔がしんでるのがわかる。下手に体を動かすと倒れそうだ。なんでこんなことになってしまったのか…。
ちゃんとエネルギー補給したのになあ。ほんと嫌になっちゃうよ。苦しいばっかりだ。何が駄目なんじゃろーか。乗り方?道の下調べ?経験?心構え?もっと必死にならないと駄目なのか…。そうか…。心がブラックになっていく。
汗をかきまくったから塩分が足りないのではという発想で塩分タブレットを舐め舐め。糖分があればエネルギーになるのではということで大福をmgmg。しんどっ。何かを食べることがもうしんどいわ。
食べたものが体に行き渡るまでまだまだ休憩。だんだん暗くなっていく景色。こんな知らない場所でしにかけて何やってるんだろう。悟りが開けそうだ。
だいぶ動けるようになってきたから、再度帰宅チャレンジ開始。ここからは正直あんまり覚えてない。でも帰り着いたのは覚えている。それも21時。総走行距離は100kmオーバーだったかなあ。
初の100km超えライドは100km走ったったでーという気持ちと、しにそうという気持ちがまぜこぜになって終わった。なんだか終わりよければ全て良しの逆版になってしまったなあ。